会期|2019年9月14日(土)〜9月29日(日) 14~16.21~23.28.29日11:00〜19:00|18~20.25~27日12:00〜20:00curl up cafe 東京都目黒区原町1丁目7–4 東急目黒線「西小山」駅下車 徒歩1分
http://curlupcafe.com
*ネコカフェ内での作品展ですので、カフェ代が必要となります。
*詳しくはカールアップカフェホームページをご覧ください。
作家来場日|14.16.19.21.23.25.29日 時間や変更は
takemura-toyoko.hatenablog.com|instagram:toyokotakeにて
2006年ごろ、「ハチドリの一滴」という南米の先住民に伝わる話が話題を呼びました。
虫かと見紛うほどに小さな小さなハチドリが、山火事を消すために一滴ずつ水を運びます。無駄だと笑われても「私は、私のできることをしているだけ」と答えます。本当に小さな行動でも、積み重ねれば何かになるかもしれない。無駄だと思える行動でも誰かの心を動かすかもしれないということを、この民話は教えてくれます。
ハチドリはtwitterのアイコンの鳥の参照モデルにもなったそうです。小さなつぶやきが時には世界を動かすその様は、まさにハチドリの一滴のようです。
私の作品も、本当に小さなことの積み重ねでできています。細かい細かい紙の切れカスをたくさん作って、細い細い筆の線を重ね、膨大な無駄な時間を費やしているのかもしれません。
けれど、積み重ねれば何かになるかもしれない、誰かの心を動かすかもしれない。その可能性を信じて一滴ずつ積み上げています。
今回の展示は猫カフェというこの空間で鳥を飼う提案です。
鳥だけを籠に入れるのではなく、鳥たちの住んでいる環境ごと「窓」として繋ぐような作品を作りました。
それらは、私が今まで切り離していた切り絵と水彩のイラストレーションとをつなぐ「窓」のような作品でもあります。
そしてアートは日常と非日常を繋ぐ「窓」であると思います。
この展示を機に皆様の「窓」をひとつ増やしてもらえたら幸いです。